日本語版 / 第三章

 
「お江戸でいいんだね?」主人が言った。
「はい。」ジョーが言った。
「それじゃ、みんなで・・・」
「全ふわっ。」招待客が全員で言った。
「待ってるからね。」主人が言った。
「一緒には来てくださらぬか。」ウェルターが言った。
「できないんだよ。でも、このPCから声が見えるからね。」
「声が見えるとな。」ウェルターが言った。
「うん。こんな風にね。」主人が言った。

-すべての蚊の王になっていただきたいのです-

「ジョー、覚えてる?」
「あ。これは・・・。」ジョーが言った。

そう、これは、過去に、ジョーが天に昇ったときのことだよ。
そのタイミングで、ジョーは天に昇った。

「この文字が見えたんだ。最後に君が死んだときにね、蚊くん。」

彼は微笑んだ。

「こんなふうにね、ベルボーズモードでは、文字と波動が見えるんだ。」主人が言った。
「僕には多次元は見えないんだけれども、文字ならわかる。連絡を絶やさないでね。困ったときに、助けてあげられるから。」主人が言った。
「心得たでござる。」ウェルターが言った。
しかし、ウェルターは理解していなかった。お江戸から、文(ふみ)を書くつもりでいたのである。
「んー。旦那、この文字は見えるでござるか。」
ウェルターの父は、とてもちいさな文字を見せた。
「見えないよ!」
彼は笑った。
「いつもの通りにお話ししてくれれば、文字が見えるから。」
「かしこまった。」
「声も聞こえないんだよ。」主人が言った。
「そうだ。」彼は言った。「タップしたげるね。」
「お江戸の時空へ。18xx年あたりで、浦賀! 『全ふわっ』かけて。」
「全ふわっ。」

四人は、浜辺に到着した。
群衆がいた。パニックに陥っていた。
叫び声を上げながら、走っていた。
水平線を指さしている者もいた。

「何でござろう?」ウェルターの父親が言った。
「はて・・・?」ウェルターが言った。
「聞こえますか?」ジョーが言った。

彼らは、主人の波動を感じた。そして、彼がうなずいているように思えた。

「どうして混乱してるんでしょう。危険じゃないですか。」
「訪ねてごらん。」彼らは、主人の声を聴いた。
「どうしたというのか。」ウェルターの父親が言った。
「四艘(よんそう)のでっかい黒船が来たぞ!」

つづく。
 
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